地盤工学広報企画委員会では「地盤工学」について市民の方々に親しみを持っていただくため、 専門家を招いて身近なテーマを分かりやすく講演していただいています。
主 催:西宮市,公益社団法人地盤工学会関西支部
東日本大震災を引き起こした東北地方太平洋沖地震は、海溝型地震の恐ろしさをまざまざと私たちに見せつけました. 日本の太平洋沖には,日本列島にそって海溝やトラフが存在しており,私たちは海溝型地震から逃れることはできません. 近畿地方においても、南海トラフを発生源とする海溝型地震が,約100年間隔で発生していることはよく知られています. さて,南は,大阪湾に面した埋立地,北は六甲山と南北に細長く伸びた西宮市は,その地盤特性が大きく異なっています. このため,同じ西宮市内でも地区毎に被害の様相が大きく異なることは,阪神淡路大震災の経験から知られています. 今回,想定されている南海トラフを震源とする海溝型地震では,兵庫県南部地震のような直下型地震とは異なり,大きな揺れが長く続きます, また,大阪湾にも津波がやってくることも想定されています.このように,阪神淡路大震災とは異なる被害が起こる可能性があります. このため,南海トラフを震源とする海溝型地震に対し,個人、地域共同体、自治体レベルでそれぞれの防災・減災意識を持ち、 物心両面の備えを十分にしておく必要があるのではないでしょうか. 今回、巨大災害に関する日本を代表する専門家である河田恵昭先生を御招きし、市民特別講演会として 一般市民の皆様を対象に、「南海トラフ巨大地震の被害想定について」を分かり易く解説していただくとともに 西宮市で想定される地震被害とその対策についてお話しいただく講演会を下記の通り企画いたしました。 皆様が何を知っておくべきか、何をすべきかを考えるヒントになれば幸いです。多数ご参加賜りますよう,ご案内申し上げます。
日 時:平成25年2月16日(土)10:00~11:50
場 所:兵庫医科大学 平成記念会館 講堂
西宮市小松南町2丁目6(阪神電車「武庫川駅」下車、西出口より徒歩約5分)
受 講 料:無料
定 員:550名(多数の場合抽選)
内 容:
10:00~10:10 開会挨拶 ・・・河野 昌弘(西宮市長)
10:10~11:40 講演「南海トラフ巨大地震と西宮の地震防災を考える」・・・河田恵昭(関西大学理事 社会安全部社会安全研究センター長・教授,阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター長)
11:40~11:50 閉会挨拶・・・松田 好史
地盤工学会関西支部支部長
申込み方法:はがき、FAX、E-mailにて「市民特別講演会参加希望」と明記の上、住所・氏名・電話番号を記入してお申し込みください。
また、地盤工学会関西支部HPから直接お申し込みいただくことも可能です。申込みを受け付けた後に、参加証をお送りしますので、当日ご持参下さい。
申込み期限:平成25年2月8日(金)必着
題 目:「平成23年度 東大阪市防災講演会~東大阪地域の地震と地盤災害を考える~」
日 時:平成24年1月21日(土)13:30~16:00
会 場:東大阪市立文化会館 文化ホール
内容と講師:
開会挨拶 野田 義和(東大阪市長)
講演「大阪の地震と災害」 菅野 耕三(大阪教育大学名誉教授)
「東大阪地域の地盤性状と地盤災害」 大島 昭彦(大阪市立大学)
閉会挨拶 岡 二三生((公社)地盤工学会関西支部 支部長)
参加者数:259名